
チェコ西部、ドイツ国境にほど近い場所に「カルロヴィ・ヴァリ(Karlovy Vary)」という温泉地があります。
ヨーロッパ有数の温泉保養地として知られる、美しい街です。
ドストエフスキー、ベートーヴェン、ゲーテなど、名だたる芸術家たちもこの街を訪れ、癒しの時間を過ごしたと言われています。

温泉地のお土産といえば、「温泉せんべい」。
日本ではおなじみの存在ですが、ここ、カルロヴィ・ヴァリにも日本の炭酸せんべいのようなお菓子がありました。
Lázeňská oplatka(ラーツェニスカー・オプラトカ)

Lázeňská oplatka(ラーツェニスカー・オプラトカ)は、温泉保養地、カルロヴィ・ヴァリ(Karlovy Vary)の有名な伝統的なウエハース菓子です。
チェコ語表記は、初めて見ると読み方に戸惑いますが、「Lázeňská」は「スパの」「温泉の」、「oplatka」は「ウエハース」を意味するとか。
大きな丸いウエハースには、ヘーゼルナッツやバニラ、シナモンなどの香り豊かなフィリングが挟まれています。
街の中心部に、焼きたて熱々のこのチェコの温泉せんべい「オプラトカ」が食べられるお店があると知り、行ってきました。
焼きたてを味わえるお店「U Jáchyma(ウ・ヤーヒマ)」
カルロヴィ・ヴァリの中心を流れるテプラ川沿いにある「U Jáchyma(ウ・ヤーヒマ)」は、観光客で賑わう熱々のオプラトカた食べられるお店です。

バニラ、ナッツ、オレンジ、シナモン…と、味のバリエーションも豊富で悩んでしまう。
この日の気温は0度。熱々がすぐに冷めてしまうので、ヘーゼルナッツの1枚だけに。
外はパリッと香ばしく、中のフィリングがほんのりとろけて、口の中に甘く香ばしいヘーゼルナッツが広がります。
噂では、シナモンとオレンジも美味しいと聞いていたので、ヘーゼルナッツとチョコの「オプラトカ」と一緒にお土産に買って帰りました。

ちょっとレトロなパッケージは、チェコのお土産らしさたっぷりです。
一般的に「オプラトカ」といえば丸くて薄いウエハースが定番ですが、このお土産用は、1/4サイズでパッケージされています。

温泉せんべい「オプラトカ」気になる味は?
爽やか!ウエハースに柑橘系は合いますね。紅茶と一緒にいただきたいお味です。
香ばしく甘すぎないクリームが絶妙の美味しさ!
ウエハースの間から、じんわりと広がるスパイシーなシナモンが存在感あってクセになる!
チョコらしいお土産に迷ったら、チェコの温泉せんべい「オプラトカ」は、おすすめです。
そして、ぜひ現地で焼きたてを!
